記憶と感情には、深い結びつきがあります。

米クラーク大学の心理学者レアードは、学生に、2つの文章を読ませました。

1つは、読んでいると腹が立ってくるような汚職暴露事件の記事、
もう1つは、ウディ・アレンのユーモアがあるエッセイを読ませました。

この2つの文章がどのようなときに思い出されるかを調べたところ

楽しい会話をしているときは、ウディ・アレンのエッセイをよく思い出し、
機嫌が悪いときには、汚職暴露記事のほうを思い出したそうです。

つまり、幸せな気分の時におぼえたことは、幸せな気分の時に思い出し、
悲しい気分の時に覚えたことは、その気分の時によく思い出したりするわけです。

こうした記憶と感情の関係を「感情一致効果」といいます。

誕生日など特別な日に贈られた商品は楽しい記憶として潜在化し、
別の楽しい場面で思い出されやすくなるわけです。

これをビジネスの場で活用するには、
楽しい場づくりをしながら商品を売ることが重要になってきます。

例えば、お客様が商品を買ってくれ後に、ちょっとしたプレゼントを添えることで
お客様の心に幸せな記憶として残り、ロイヤリティーの高いお客様へと変わっていきます。

お客様は、何か楽しいイベントのたびにあなたのことを思い出すことでしょう。

ぜひ試してみてください!